1999年夏・甲斐駒黒戸尾根山行1/3 ページ
尾白川渓谷駐車場〜竹宇駒ヶ岳神社〜笹ノ平〜刀渡り
尾白川渓谷駐車場→(10分)→竹宇駒ヶ岳神社→(1時間50分)→粥餅石→(10分)→笹ノ平→(1時間15分)→刀渡り
ここ数年、単独でしか登山に行っていなかったが、知り合いで甲斐駒に登るという人がいたため、連れていってもらうことにする。ここに山羊の爪登山隊・うさぎ班の誕生である!!(勝手に名前をつけてみました)
登山口までは車で行ったのだが、車での登山は数年前の北岳以来。通算でも3回目くらいではないだろうか?
というわけで、甲斐駒黒戸尾根の入口に3人で立つのであった。
車にて甲斐駒黒戸尾根の白須口(しらすぐち)にある尾白川渓谷(おじろがわけいこく)駐車場へ深夜に到着。ここで仮眠する。
翌朝、眠い目をこすりながら、いよいよ出発!!

ちなみにこの駐車場、100台くらいは駐車可能。
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10分程度で竹宇駒ヶ岳神社(ちくうこまがたけじんじゃ)に到着。その間には、キャンプ場などもあるので、テントの設営も可能。ここでは今回の山行の無事を祈る。尾白川渓谷駐車場〜竹宇駒ヶ岳神社〜笹ノ平〜刀渡り | 甲斐駒黒戸尾根山行
登山道は神社の左側へ進んでおり、ほぼ境内の真横に、尾白川を渡る吊橋が架けられている。この橋を渡れば、いよいよ登山開始である!!尾白川渓谷駐車場〜竹宇駒ヶ岳神社〜笹ノ平〜刀渡り | 甲斐駒黒戸尾根山行
吊橋を渡ると、尾白川渓谷周遊道と道を分ける。
そこからは、いきなり結構な登りとなるが、長くは続かない。
その後は樹林帯の中を進むが、キツクもなく、ユルクもなく、気持ちの良い登りだったため、時間を忘れるくらい楽しめた。
神社を出てから約1時間40分後、道が二手に分かれている場所がある。
左の道は登っており、右の道は下っている。
右に行くと水場経由、左へ行くと水場は通らず、ともに少し先の笹ノ平(ささのだいら)で合流する。
どちらへいってもさほど変わらないので、ここは水場経由の右の道へ進む。
そして、到着したここが粥餅石(かゆもちいし)。
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粥餅石には水場がある。水量は豊富。ここで水を飲みつつしばしの休憩。
先はまだまだ長い.....
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粥餅石からは、クマザサの中のユルイ登りとなる。ものの10分で笹ノ平に到着。
ここでは、先程分けた道と、横手口(よこてぐち)からの登山道と合流する。
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ここからはひたすらクマザサの中の登りである。道も結構キツイので、なかなか大変だ。
クマザサの急登が終わると、そこが前屏風の頭(まえびょうぶのかしら)。しかし、顕著なピークはなく、通り過ぎてしまう。
と、今までずっと樹林帯だったのが、突然視界がひらける。ここが刀渡り(はわたり)である。
その名の通り、岩が両側とも谷底まで切れ込んでいて、刀の上を渡るような感じになっている。
ただし、見ての通りクサリも用意されており、臆することはない。
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登りだしてから、ここで初めてまわりの山々を見渡すことができる。
右の写真は、鳳凰三山の地蔵岳。左にチョコンと飛び出ているのがオベリスクである。
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また、刀渡りの頂点に立って振り返ると、荒々しい八ヶ岳連峰も見てとれる。
ちょっとガスが多めで、空気が透き通っていなかったが、まずまずの眺めであった。
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