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寝ている間、外では強い雨が降り出していた。風も強くなってきている。昨日とは違い天候は悪化。 しかし朝方、山頂を目指して歩き出す頃には、雨だけは小降りになってきた。 本日は荷物をテントに置き、空身で山頂までピストン。
テン場からは背の低い樹林帯を進む。しばらくいくとアルミと木のハシゴが平行に並んでいる箇所がある。アルミのハシゴは浮いているので木のハシゴを使う。そのハシゴを登ったところが、ちょうど森林限界になっており、そこからはハイマツ帯へ突入。 少し行けば八合目の鳥居に到着。しかしやっぱり何も見えない.... |  |
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八合目を出ると、いよいよ甲斐駒のクライマックスにさしかかる。 ここからはハシゴ場、クサリ場の連続であり、濡れた岩場をひたすら進む。風も強く、なかなか大変であった。 しばらくすると、剱が2本刺さった大きな岩のところに到着。ここが九合目である。 ちなみにこの2本の剱、七丈小屋からでも確認できる。 |  |
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九合目から上にはハシゴ場、クサリ場はない。天気が良ければ、もう手の届くところに山頂が見えるのであろうか? すると駒ヶ岳神社本社に到着。 登山口にあった竹宇駒ヶ岳神社、途中にあったたくさんの社や石碑、それらの総本山がここなのだ。 本日、無事に下山できるようにと最後のお願いをし、一路頂上を目指す。 |  |
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駒ヶ岳神社本社を過ぎ、摩利支天(まりしてん)への分岐を越えると、ものの数分で山頂に到着!! やはり風が強い。そして我々の他には誰も姿がない.... ボク自身はこれで3度目の甲斐駒になった。いはやは景色は見えないが、気分は爽快である!! しかし、強風と寒さに耐えきれず、滞在時間5分程で足早に下山し始めるのであった。 |  |
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山頂からの下山は、登ってきた道をひたすら戻るだけ。途中、七丈のテン場でテントを撤収して荷物を背負い、一気に黒戸尾根を駆け下りる。下山に要した時間は約5時間。駒ヶ岳神社に祈った甲斐もあり、そこから無事に車で帰路についたのであった。 |