1999年夏・南アルプス単独縦走4/13 ページ
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳
光小屋→(3時間)→易老岳→(2時間20分)→希望峰→(30分)→仁田池→(30分)→茶臼岳
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走翌日も早めに出発。センジヶ原の木道を歩いている最中、徐々にだが夜が明けてきた。
写真右側の山がイザルガ岳。イザルガ岳に登るには、稜線上の分岐路に標識があるので、そこから上がる。
余裕がある人なら、イザルガ岳の頂上からのご来光を拝むのもいいかもしれない。
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走ここらへんはイベントが少ない。イベントがなくても、景色が見えていれば歩き甲斐もあるが、ほとんどが樹林帯の中なので、そんなに楽しい山歩きは望めない。
そうこうしているうちに易老岳(いろうだけ)に到着。ここも山頂は樹林帯のため、展望は全くない。

山頂では縦走路が折れ曲がるため、出発時は方向の確認をよく行うこと。
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走相変わらずの樹林帯だが、ところどころで仁田岳(にっただけ)が姿を見せる。見たとおりの平らな山だ。
このあたりでも足は痛く、荷物も重く、結構バテバテ気味。
今日は聖平(ひじりだいら)までの予定だが、果たしてたどり着けるかがとにかく心配であった....
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走ようやく希望峰(きぼうほう)に到着する。やっぱり樹林帯の中。
仁田岳は縦走路上にないため、仁田岳に行く場合、ここからピストンする。
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走希望峰から少し進むと、ようやく展望が開ける。
目の前には、これから目指す茶臼岳(ちゃうすだけ)がそびえていた。
普通の人なら「まだあんなに登るの〜」みたいな声も出るのだが、基本的にボクは「登り好きの下り嫌い」なので、そびえる山を見ると「早く登りたい!」という気持ちになる。逆に山頂から下を見下ろしたとき、「あんなに下るの?」とイヤになってしまう。今日は特に、下りの時に足の痛みが倍増するため、下りはメチャメチャ遅い。
あと1週間以上もあるのに、こんな足の状態でどこまで行けるかが不安でしょうがなかった。
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走ここは、茶臼岳への登りの直前にある仁田池(にったいけ)。
地図ではここで幕営可能と書いてあるが、池の横には「キャンプ禁止」の立て看板がどーんと立っていた。
一体どーゆーこと?
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走茶臼岳の山頂に到着!!今回初の展望が望める山頂となった。
せっかくなので、山頂からの展望を一挙公開!!

左下の写真が光岳。写真中央やや右寄りにある最も高い場所が山頂になる。
右下の写真は、誰が見てもわかる、日本一の富士山。天気が良いのはいいことだ!!
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走
光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走光小屋〜易老岳〜希望峰〜茶臼岳 | 南アルプス単独縦走
こちらの2枚も、同じく茶臼岳からの展望。
左の写真は、これから向かう上河内岳(かみこうちだけ)。日本二百名山のひとつです。
右の写真は憧れの聖岳(ひじりだけ)。日本最南端の3000m級の山であり、もちろん日本百名山。明日登頂予定となっている。ちなみに聖岳の右奥に見えるのが悪沢岳(わるさわだけ)。いよいよ南アルプスの核心部に近づいてきたなぁという実感がこみ上げてくる。
前へ次へ

(c) yaginotsume tozantai since 1990.