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塔ノ岳で軽くおにぎりをほおばり、すぐさま出発する。 ここからはほとんど平坦な道が続く。 しばらくすると日高の看板が。これで「ひったか」と読むらしい。 |
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でもってさらに進むと竜ヶ馬場(りゅうがばば)。 ここら一体、写真のような一面笹の草地となっている。 塔ノ岳より先の縦走路は登山客も少なく、ガスも多くて幻想的な雰囲気を醸し出していた。 |
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竜ヶ馬場から先を進むと、樹林帯の中に「水場10分」の看板が見てとれる。 そこから少々登ったとこが丹沢山(たんざわさん)である。 名前からして丹沢山系の主峰といった感じだが、最高峰は蛭ヶ岳であり、丹沢山の山頂は樹林帯に囲まれて展望もなく、言ってしまえば名前負けしている。 丹沢山を訪れるのは約10年ぶりだったが、なんだかキレイに整備されていて驚き! |
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山頂から少し下ったところにみやま荘という山小屋がある。 山頂は展望もないので、休むならこちらまで下りた方がいいかもしれない。 しかしボクは、特に休むことなく先へ進む。 |
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丹沢山から蛭ヶ岳へ向かう途中に、写真のような休憩小屋が見える。 私事だが、こここそボクの登山の原点なのだ。 15年程前、初めてテントをかついで山に登ったのが丹沢であり、そのとき幕営したのがこの場所である。 その後も丹沢に来ると、何度かこの場所でテントを張り、あるときは強風、豪雨にあおられ、あるときはシカに襲われるなど、いろいろと思い出深い場所なのである。 ちなみに往復20分くらいはかかるが、ここにも水場がある。携帯電話は圏外だった。 |
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懐かしい場所を離れ、少し登ると不動ノ峰(ふどうのみね)に到着。 |
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しばらく行くと切り立った峰のピークに立つ。ここが鬼ヶ岩(おにがいわ)。 なんでも、蛭ヶ岳の山頂から見たとき、岩が丁度鬼の角のように見えるらしい。 しかしこの日は当然、蛭ヶ岳から鬼ヶ岩を望むことはできなかった。 |
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いよいよ丹沢最高峰の蛭ヶ岳(ひるがたけ)への登りとなるが、ほとんどきつくない。 で、山頂すぐ手前に小屋が見える。 ここには自動販売機があってちょっとビックリ! |
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小屋のすぐ真裏が蛭ヶ岳の山頂である。多方面への分岐の標識が立ち並んでいる。 1,672.7mと丹沢山系の最高峰であり、晴れていれば展望が素晴らしい!らしい。 というのも、ここに何度来ても、1度も景色を見たことがないのであった。 ちなみに丹沢の奥まったとこだが、さすがに標高があるだけに携帯電話は通話可能。 |