山羊の爪登山隊通信
2009年夏・南アルプス塩見岳縦走
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広河原〜北沢橋〜両俣小屋
甲府駅→(バス:2時間)→広河原→(20分)→広河原峠登山口→(20分)→三好沢橋→(15分)→
シナクボ橋→(15分)→石小屋橋→(10分)→出合橋→(10分)→北沢橋→(20分)→小仙丈沢→(30分)→
大仙丈沢→(25分)→奥仙丈沢→(30分)→林道終点→(20分)→両俣小屋
南アルプスの百名山は全て登ったが、塩見岳(しおみだけ)だけ晴れたことがなかった。
そこで、天気の良い塩見岳を目指そう!と、今年は南アを目指すことにした。
東京から朝イチの電車で甲府に向かう。
しかしこの日の早朝、静岡県で震度6弱の地震が発生。
中央本線も点検などで、甲府到着が予定より遅れてしまう。
甲府に着いて広河原(ひろがわら)行きのバス停へ向かうと、折からの大雨で南アルプス林道が閉鎖中とのこと。参ったなぁ。
しかし、今日は非常に良い天気。
いずれ解除されるであろうと思い、待つことにした。
すると9時に通行止め解除の報。
予定通りとはいかなかったが、11時過ぎになんとか広河原〔右画像〕にたどり着くことができた。
広河原から林道を歩いて両俣小屋(りょうまたごや)へと向かう。
と、直後にビックリ!!
広河原のアルペンプラザが改築中であった。
改築中のアルペンプラザ前から、ゲート〔右画像〕の先へ進む。
左手に北岳(きただけ)への登山口となる吊橋を見て、林道を歩き始める。
林道とは言え、しっかりと舗装されている。
登山靴で舗装路を歩くのは非常にしんどい。
しばらくすると右手に、広河原峠(ひろがわらとうげ)への登山道の道標が見える。
鳳凰三山(ほうおうさんざん)への登山口。
アスファルトの林道歩きは、疲れるしつまらない。
しかし、ところどころで仙丈岳(せんじょうだけ)がチラチラと顔を見せる。
途中、三好沢橋(みよしざわはし)〔右画像〕と、シナクボ橋〔下画像〕を通過。
さらに、石小屋橋(いしごやばし)〔右画像〕と、出合橋(であいばし)〔下画像〕も通過。
ようやく北沢橋(きたざわばし)に到着。
ここには、広河原〜北沢峠を運行する南アルプス市営バスの野呂川出合(のろがわであい)バス停〔右下画像〕がある。
また、舗装路はここまで。
この先は非舗装の砂利道となっている。
北沢橋から両俣小屋方面へ進む。
すぐにゲート〔右画像〕があり、それを越える。
あとはひたすら舗装されてない林道〔下画像〕を歩く。
しばらくすると、小仙丈沢(こせんじょうさわ)を渡る。
続いて大仙丈沢(おおせんじょうさわ)。
さらに奥仙丈沢(おくせんじょうさわ)。
奥仙丈沢の先で、こんな表示を発見。
「両俣小屋へ43分17秒」
そこからしばらく行くと、林道終点〔右画像〕に着く。
ここから先は、野呂川沿いの道〔下画像〕を進む。
ちなみにここへ着く直前、林道を歩いていたらクマと出会う。
南アルプスでクマと出会うのは初めてのこと。
20〜30mくらいの距離でクマと目が合い、どうしようかと思ったが、その瞬間、クマは沢の方へ逃げていった。
ちなみにその後、両俣小屋でクマに出会った旨を伝えると、今年初の目撃情報だったとのこと。
野呂川沿いの道をしばらく進むと、両俣小屋〔右画像〕に到着。
本日はここで幕営する。
テン場〔下画像〕は小屋のすぐそば。幕営料は1人500円。
水場〔左上画像〕は、小屋とテン場の間にある。
トイレ〔右上画像〕は小屋のすぐ隣。近いしキレイ。
また、男性小用も別途設けられている。
さらにゴミ捨て場〔右画像〕もアリ。
ただ、登山者として、できればゴミは各自で持ち帰りたいところ。
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