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さて、翌日は今回の縦走のメインとも言える読売新道である。 とにかくこのコースは長丁場であり、この日だけは絶対に晴れて欲しかったのだが、祈りが通じたのか快晴であった!
しかしこの日、早めの出発を決め込んでいたが痛恨の寝坊! 起きたら4時過ぎであった。 慌ててメシを食って荷物をまとめ、5:30頃に出発。 小屋の前を通る際、槍ヶ岳〔右画像〕が見事であった。 |
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三俣山荘からハイマツの道を少々下る。東斜面に傾いている道を通ってコルを過ぎると、鷲羽岳への登りとなる。キツイ登りだが、まだ歩き始めで疲れもなく、一気に登り詰める。 山頂に近付く頃、右手眼下に鷲羽池(わしばいけ)〔右画像〕が見える。ここから鷲羽池の湖畔までピストンできる道もあるが、今日は上から眺めるだけとし、山頂を目指すことに。 |
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でもってようやく鷲羽岳の山頂〔右画像〕に到着! 天気も良好で、北アルプスの山々が一望できた! おまけに、一ノ越以来、携帯電話がずっと圏外だったが、ここにきて久々にアンテナが立つ! 奥深い山のうえ、薬師や黒部五郎でも圏外だったのに、何で鷲羽でアンテナが立つのか?不思議だ!
で、例によって鷲羽岳山頂からの景色を以下に掲載 |
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〔左上画像〕黒部五郎岳 〔右上画像〕薬師岳 〔右画像〕槍ヶ岳と常念岳(左奥の丸いピーク) 〔左下画像〕ワリモ岳と水晶岳 〔右下画像〕双六小屋と焼岳、乗鞍岳 |
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〔右画像〕祖父岳(じいだけ) 〔左下画像〕槍ヶ岳と穂高岳 〔右下画像〕三俣山荘と三俣蓮華岳、双六岳 |
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鷲羽岳を後にし、ワリモ岳へ向かう。 まずは鷲羽から下ってコルに立ち、そこからワリモ岳へはキツイ登りとなる。途中、ロープが1箇所あり、その難所を越えたすぐのところがワリモ岳の山頂となる。 |
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ワリモ岳から再度キツイ下りが続き、しばらくして稜線から外れた西側斜面のゆるい下りになる。 やがて、祖父岳や黒部源流からの道と合流する。ここがワリモ北分岐〔右画像〕。 |
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分岐からは岩場のゆるい登りが続く。 やがて、足下の岩がだんだんと黒みを増していき、水晶岳の山塊に入ったことを認識させられる。 岩が黒くなったあたりから道は急登となり、そこを登り切ったところに水晶小屋〔右画像〕が建っている。噂には聞いていたが、小屋はホントに小さかった。夏場の混雑はひどいらしく、定員の2倍3倍は当たり前の状況が続くとのこと。
ちなみに以下は水晶小屋から見た景色。 鷲羽岳・ワリモ岳〔左下画像〕と、赤牛岳から剣立山〔右下画像〕を望む。 |
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水晶小屋からまずは水晶岳を目指す。ここは空身でピストンする人が非常に多く、大きな荷物を背負っているのは自分くらいであった。 初めは左手に雲ノ平を見下ろし〔左上画像〕ながら平坦な道が続く。 水晶岳に近付くにつれ徐々にキツクなり、ラストは岩場の登りとなってようやく山頂〔右上画像〕に立つ。 また、ここから少し赤牛方面へ進んだピークが三角点峰〔右画像〕となる。 狭い山頂だが、景色はやはり抜群である! 槍ヶ岳・穂高岳・鷲羽岳〔左下画像〕や、笠ヶ岳〔右下画像〕まで見渡せた。 |
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さて、ここから赤牛岳へ向かう。水晶岳の山頂にも何人かの登山客はいたが、赤牛へ向かう人は当然自分1人であった。 水晶岳からは急な岩場を下っていく。その後も険しい岩場のアップダウンが続く。 しばらくすると高天原(たかまがはら)からの合流点となる温泉沢ノ頭(おんせんさわのかしら)〔右画像〕に着く。赤牛岳まではまだまだ長い道のりだ!〔左下画像〕 ここから先はそんなに大きなアップダウンはない。左右のパノラマを楽しみながら歩けるが、水晶岳を出て以降、赤ペンキがめっきり減り、何度かルートを間違えたりもした。基本的に稜線上のコースなので晴れていれば問題ないが、ガスの多い日は非常に迷いやすいうえ、登山者とすれ違うこともほとんど期待できないので最善の注意が必要かと。 ただただ歩き続け、少々疲れが出てきた頃、徐々にだがようやく赤牛岳が目の前に近付いてくる。〔右下画像〕 |
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ようやく赤牛岳に到着!!〔右画像〕 いやぁ〜長かった!メチャメチャ辛かったが、その分、念願の赤牛岳の山頂に立てて最高である! ちなみに水晶岳を出てから会った人は、水晶小屋から赤牛までピストンという人だけであった。その長距離ピストンもすごいと思うが。。。。。 ってことで、ボクが着いたときは当然ながら誰もいない! 北アルプスのド真ん中、赤牛岳の素晴らしい景色を独り占めである!! |
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〔左上画像〕針ノ木岳(はりのきだけ) 〔右上画像〕烏帽子岳(左)とニセエボシ(右) 〔右画像〕三ツ岳(みつだけ) 〔左下画像〕燕岳(つばくろだけ) 〔右下画像〕野口五郎岳(のぐちごろうだけ) |
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〔右画像〕水晶岳 〔左下画像〕黒部五郎岳 〔右下画像〕薬師岳 |
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〔右画像〕立山 |
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さて、赤牛岳からはいよいよ読売新道の長い長い下りである。 山頂から眼下に見える黒部湖〔右画像〕のあたりまで下ると思うとイヤになってくる。
まずはガレ場の急な下り〔左下画像〕が続く。 そこを過ぎるとしばらくして道標〔右下画像〕があった。 道標には「7/8」と書かれている。 赤牛岳から奥黒部ヒュッテまで、特に何のイベントもないので、これは非常にありがたい! |
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7/8地点からも尾根上の岩場の道が続く。 やがて6/8の道標〔右画像〕を過ぎると、ハイマツ帯だったのが低木の樹林帯〔左下画像〕に入る。ここらあたりが森林限界か? その先は木道が敷いてあり、5/8の道標〔右下画像〕に着く。 |
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このあたり、左右から掘れた登山道〔左上画像〕になっており、雨が降ると川のようになるらしい。 登山道の整備状況、長丁場のコースということからも、悪天候時は読売新道を使わないのが無難かもしれない。 やがて、木道の脇に4/8の道標〔右上画像〕を確認。 ここからは視界のない本格的な樹林帯の中へ入っていく。 そして3/8の道標〔右画像〕を通過。ここまで、なかなか歩きにくい道であったが、この先の道は良くなっている。 でもって2/8の道標〔左下画像〕に着く。 ここから先には、ロープ場、ハシゴ場〔右下画像〕もある急な下りとなる。 |
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やがて、長くて急なハシゴ場〔右画像〕を下る。 西側斜面が崩壊しているのでここを慎重にクリア。 ここを下りきったところで1/8の道標〔下画像〕を確認。ゴールはもうすぐだ!! |  |  |
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いよいよラストスパート!!1/8地点からは歩きやすい道になっている。 やがて、沢の音がどんどん近付き、ようやく奥黒部ヒュッテ〔右画像〕に到着!! いやぁ〜、やっぱ読売新道は疲れる!けど、なかなか楽しかったのも事実。 ちなみにこの日、読売新道は登山者0人、下山者はボクを含めて5人であった。 今朝は寝坊したのだが、結果的に予定より早く着いた。 小屋で幕営の手続きをして、テントを設営する。〔左下画像〕 テン場は小屋から黒部湖方面に少し進んだところにあり、整地されていて非常にキレイ!ちなみにこの日の幕営者はボク1人であった。 また水場〔右下画像〕はテン場の近くまで引いてあるのが非常にありがたい。
ちなみにこの日も18時頃から30分ほど雨が降った。 結局、縦走中は毎日雨が降ったことになる。 |
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