山羊の爪登山隊通信

1999年夏・南アルプス単独縦走

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兎岳～小兎岳～中盛丸山～百間洞山の家

兎岳→（40分）→小兎岳→（1時間30分）→中盛丸山→（1時間30分）→百間洞山の家

兎岳を後にし、すぐに小兎岳に到着。特に何もない山頂であった。

小兎岳から中盛丸山へ向かう途中のコルにて、「水場5分」の看板を発見。
地図には特に記述がなかったが、ここから東斜面を下ると水場があるらしい。
さらにここには、幕営スペースまであった。

小兎岳を下り、再度小高いピークを越え、結構な岩場を上がると、そこは中盛丸山である。
頂上には特に何もなく、写真にある木に、薄く「中盛丸山」と書いてあるだけであった。
この時点で既に午後も押し迫ってきており、これからまだ大沢岳を越えなければならず、足の痛みのことを考えると、日没までに小屋に着けるか不安であった。

中盛丸山と大沢岳との間のコルにて、「百間洞山の家近道」という表示板があった。そんな道は地図に記載がない。
しかしその近道を進むと、大沢岳をトラバースし、小1時間程で百間洞山の家に到着！！
後で小屋の人に聞いてみると、昨年のシーズン末に登山道を切り開き、今年から使い始めた新道とのこと。こちらにしてみればうれしい誤算で、いやはや助かった。

というわけで、ここが百間洞山の家。
水場は、目の前にある百間洞の沢からでも汲めるが、小屋の1階に水の蛇口もある。テン場は小屋からもう少し沢の上流に位置する。幕営の際、水汲みやトイレに行くのに、ちと距離があるかもしれない。

本日は非常に疲れ、足の痛みもかなりきているため、テントでぐっすりと休む。
しかし、夜には少々雨に降られた。