山羊の爪登山隊通信

2000年夏・木曽駒縦走

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木曽駒ヶ岳～宝剣岳～極楽平～檜尾岳

木曽駒ヶ岳→（5分）→頂上山荘→（20分）→宝剣山荘→（15分）→宝剣岳→（35分）→三ノ沢岳分岐点→（10分）→
極楽平→（10分）→島田娘→（1時間15分）→濁沢大峰→（1時間25分）→檜尾岳→（10分）→檜尾岳テン場

木曽駒を後にし、頂上山荘で荷物を背負い、帰りは巻き道を通って宝剣山荘まで戻る。
ここから今度は宝剣岳を目指す。

宝剣岳の登りは鎖場の連続である。混雑時は非常に時間がかかるが、幸いこの日は人が多い割りに、宝剣岳登山者が少なかった。
山頂は切り立った岩場で、くつろげるようなスペースも少ないので、荷物などを落とさぬよう注意したい。
写真は、宝剣岳の山頂である。

宝剣岳からの下りも鎖場が連続している。
ここを縦走する場合、極楽平（ごくらくだいら）から宝剣山荘へ向かう方が無難かと思われる。
しかし我々は反対から攻めているので仕方ない。
で、その難所を抜けると、三ノ沢岳（さんのさわだけ）との分岐点に着く。
しかし、宝剣岳を越えるのに、ボクを除いた他3人がかなりの時間を要してしまい、今日の行動がかなりやばくなってきた。

分岐点からは緩やかな下りである。その鞍部が極楽平。
ここで縦走路とロープウェイへの下りとに分かれる。
我々はもちろんそのまま縦走路を進む。

今回の山行でちょこっとお目当てだったのが島田娘（しまだむすめ）。
極楽平から緩やかに登ったピークである。
ボクは今、モーニング娘。に凝っているので、娘つながりで何となく期待していたが、何の標柱もないピークで少しがっかり。。。。。

島田娘から少し角度のある下りになり、鞍部からは再度登り返す。
そのピークが濁沢大峰（にごりさわおおみね）である。
この時点で既に17:00。日没が怪しくなってきた。。。。。

ガスが出て薄暗くなった中、濁沢大峰を一気に下り、今度は檜尾岳（ひのきおだけ）の登る。
本日最後の登りであるが、他のメンバーはバテ気味で、なかなかペースが上がらない。
そうしているうちに刻々と日は沈んでいく。
暗闇の中を歩くという最悪の場合も考えていたが、日没ギリギリの18:30にようやく檜尾岳の山頂にたどり着いた。

山頂で一息つき、すぐにテン場へ向かう。
テン場は山頂直下にあり、程なく到着。10張程のスペースだったため、良い場所が選べなかったのは仕方ない。
何はともあれ、テントを張る前に水の確保に急いだ。
水場はテン場から往復で30分程。汲んで戻ってきたときには、あたりは真っ暗になっていた。