2004年夏・北アルプス奥黒部縦走1/7 ページ
黒部ダム〜ロッジくろよん
黒部ダム→(5分)→展望台→(15分)→黒部湖→(20分)→ロッジくろよん
昨年、笠ヶ岳(かさがたけ)から赤牛岳(あかうしだけ)を通り、読売新道(よみうりしんどう)を下るという計画を立てたが、天候不良により断念。
ということで今年こそリベンジ!と思い立ち、薬師岳(やくしだけ)、黒部五郎岳(くろべごろうだけ)、鷲羽岳(わしばだけ)、水晶岳(すいしょうだけ)と奥黒部の百名山をぐるっと巡り、最後に赤牛岳から読売新道を下るという計画を立てた。
結果として、ほぼ全日とも天候に恵まれ、見事にリベンジを果たしたのであった!!
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走始発の中央本線で東京を発ち、信濃大町へやってくる。そこからバスに乗り扇沢(おうぎざわ)へ。さらにトロリーバスに乗り換え、黒部ダム駅〔右画像〕に到着。駅はトンネルの中に設けられている。
夏場のアルペンルートはいつも混んでいるが、この日は観光客も意外と少なかった。
1週間程前から、日本海側がずっと豪雨に見舞われており、特に新潟や福井で大きな被害を出したため、観光客も敬遠しているのか?といった具合。
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走黒部ダム駅の改札を抜けると、左右に道が分かれている。
右へ行くと展望台、左へ行くと黒部ダム。
今日は時間的に余裕があるので観光気分で展望台経由の道を進む。
駅からトンネル内の長い階段を登り切ると、黒部ダム展望台〔右画像〕に到着。
ここには何度も来ているが、放水されているダムはやはり圧巻である。

右手にダムを見つつ、展望台から階段を下り、レストハウスの中を抜けると、黒部ダム駅へ通じるトンネル〔右下画像〕の前に出る。
ここからダムの上を立山側へ歩いて渡る。
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走ダムを渡りきるとトンネルに入り、突き当たりがケーブルカーの黒部湖駅〔右画像〕である。
この日はロッジくろよんで幕営のため、ここを左に進む。
トンネルを抜けると遊覧船乗り場があり、その先のカンパ谷橋〔左下画像〕を渡る。
ここから先も、まだ舗装された道であり、途中、御山谷(おやまだに)半島との分岐〔右下画像〕に立つ。ロッジくろよんは右へ。
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走
しばらく歩くとロッジくろよんのテン場に到着。
小屋はテン場の少し先にあるので、荷物を置いて小屋へ行き、受付を済ませる。
小屋の人に翌日の行き先を五色ヶ原(ごしきがはら)と言ったら、なんと折からの豪雨で、この先、黒部湖沿いの道は全て橋が流されたと言われる。行くなら沢を徒渉する必要があるとも。まいったなぁ〜。

ちなみにテン場は1人500円。
水道とトイレも完備され、非常に快適であった。携帯電話も通話可。
黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走
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黒部ダム〜ロッジくろよん | 北アルプス奥黒部縦走さて、明日の行動をどうするか?
とりあえず、橋が流されたというタンボ沢が近いので、様子を見に行った。
試しに徒渉できるか沢に足を入れてみたが、予想以上に流れが激しく、水も冷たい。
考えた末、明日は黒部湖沿いではなく、ここから立山の一ノ越(いちのこし)へ登り、そこから稜線沿いに五色ヶ原へ向かうことにした。
明日の行動も決まり、まだ時間も早いので御山谷半島を散歩してみる。
テン場の脇から散策路を進むと、展望台〔右画像〕に着く。
この日、曇り空であったが、針ノ木岳など、後立山の稜線〔下画像〕を眺めることもできた。

その後、明日の行動が予定よりも長くなったため、早々と就寝.z.z.z...
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