2004年夏・北アルプス奥黒部縦走2/7 ページ
ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原
ロッジくろよん→(45分)→黒部平分岐→(2時間15分)→雷殿分岐→(20分)→東一ノ越→(45分)→
一ノ越山荘→(25分)→龍王岳手前のピーク→(35分)→鬼岳東面→(30分)→獅子岳→(40分)→
ザラ峠→(25分)→五色ヶ原ヒュッテ→(10分)→五色ヶ原テン場
翌日、急遽予定を変更して立山方面への登りとなる。
ロッジくろよんの小屋の前から、黒部平(くろべだいら)への登山道が延びている。そんなにきつくない樹林帯の道〔右画像〕をひたすら登り続ける。が、しかし、通る登山者が少ないのか、両脇の笹藪がひどい箇所もあった。それをかきわけて進むため、体は朝露でビショビショになった。
でもって黒部平の分岐〔下画像〕に到着。右へ行けばケーブルカーとロープウェイの黒部平駅だが、一ノ越方面はここを左へ進む。
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分岐を左に折れるとすぐ、ロープウェイの大観峰(だいかんぼう)から、これから目指す東一ノ越までを一望できた。
東一ノ越は左側の鞍部である。そこまでひたすら登りが続く。

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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走さらに少し行くと沢〔右画像〕に出る。ここで水の補給が可能。道は沢を渡った先に続いている。
この先は低木が続く、見晴らしの良い登山道〔左下画像〕である。
やがてガラガラの岩場〔右下画像〕に出る。水はない。ここを横断。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走そこからハシゴ場〔右画像〕を抜けると、雪渓のある沢〔左下画像〕に出る。ここには冷たい雪解け水が流れていた。
雪渓を過ぎると、東一ノ越に向かって真っ直ぐな登り〔右下画像〕となる。斜面はそんなにキツクない。
ところどころで花も咲いており、気持ちよく歩けた。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走徐々に高度を上げていくと、雷殿(らいでん)との分岐に着く。しかし、雷殿方面は崩落のため通行禁止であった。
ここ何年も雷殿への登山道は通行禁止のような気がする。今後も登山道を整備する予定はないのだろう。
ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走分岐からひと登りすれば東一ノ越〔右画像〕〔左下画像〕に到着する。
気が付けば立山はすぐ目の前〔右下画像〕となっていた。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走東一ノ越からは平坦に近い緩やかな登り〔右画像〕が続く。
左手には龍王岳(りゅうおうだけ)〔左下画像〕を目前に見てとれる。
また、このあたりはお花畑〔右下画像〕になっていたが、この時期、あまり多くの花は咲いていなかった。残念。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走道は緩く、目の前に一ノ越山荘が見えてはいるが、これがなかなか着かない。で、ようやく一ノ越山荘〔右画像〕に到着。
ここから室堂(むろどう)を眼下に一望できる。〔左下画像〕
しかし、ここまでに出会った登山者は数人であったが、一ノ越山荘は室堂から立山へ登るハイカーで大混雑!!
雄山(おやま)方面を見上げると、登山道が人で渋滞している。
静かな山行が台無し!と思い、早々と五色ヶ原方面へと進む。
ちなみに五色ヶ原方面の登山道は、小屋の正面に向かって右側に取り付きがある。〔右下画像〕は、五色ヶ原への道を少し進み、一ノ越山荘と雄山を振り返ったところ。
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さて、一ノ越山荘からは浄土山(じょうどさん)方面に進むが、ピーク〔右画像〕へ上がった後、龍王岳方面への下りとなる。
龍王岳には登らず、右へ巻くように迂回するが、ここにきてガスのため視界が悪くなる。その下りの途中、左右に分かれる分岐があった。とくに道標はなかったが、左だと思って進もうとしたがこれが間違い。正しくは右らしい。ちょうどその先から、間違えそうになった箇所が見えたので、参考までにルートを掲載〔下画像〕。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走龍王岳からの捲き道を下りきり、再度少々登り返す。
その後、クサリ場〔右画像〕を下ると、雪渓の道〔左下画像〕になる。
ここでは雪解け水〔右下画像〕も流れており、水の補給も可能。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走雪渓の先の鬼岳東面を過ぎると木道〔右画像〕の登りとなった。
ここを登り詰めたところが獅子岳(ししだけ)〔左下画像〕である。
獅子岳からはザラ峠まで一気に下る。
途中、クサリ場〔右下画像〕とハシゴ場あり。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走その先はガレ場の急な下り〔右画像〕である。
そこを下りきるとザラ峠〔左下画像〕に到着。
ここから五色ヶ原へは再度の登り。
この時間、ガスが濃くなってきて、踏み跡の多い岩場の道〔右下画像〕になっているので、赤ペンキを確認しながら注意して進む。
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しばらく登ると木道の道〔右画像〕になり、ガスの向こうに五色ヶ原ヒュッテが見えた。
この先、木道上に分岐があり、左が五色ヶ原ヒュッテとテン場経由で平ノ小屋へ下る道、右が五色ヶ原山荘経由で薬師岳へ向かう道となる。今日は五色ヶ原で幕営なので左へ進む。
五色ヶ原ヒュッテ〔下画像〕は分岐からすぐのところにある。ここは素泊まり小屋。有人小屋での宿泊をするなら、五色ヶ原山荘へ。
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ロッジくろよん〜一ノ越山荘〜獅子岳〜五色ヶ原 | 北アルプス奥黒部縦走ヒュッテからもずっと木道の下りが続く。
やがてテン場〔右画像〕に到着。ここは広い!50張は張れるか?あと、トイレも整備されている。水もテン場まで引いてあるが、すぐ近所に雪解け水〔左下画像〕も流れている。せっかくなので、こちらの水を利用する。また、ガスが少し晴れ、目の前には獅子岳〔右下画像〕も望めた。

ただこの日、夕方でも冷え込まずに生暖かかったので、天候が崩れそうだと思ったら、案の定20時頃から雷雨に。
雨はそんなでもなかったが、雷がものすごい!!近場に2度落ちた。その際にはものすごい雷鳴と閃光!!とても眠れる状態じゃない。
そんな状態が23時頃まで続いた。。。。。
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