2004年夏・北アルプス奥黒部縦走5/7 ページ
薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋
薬師峠→(15分)→太郎平小屋→(5分)→太郎山→(1時間)→神岡新道分岐→(10分)→
北ノ俣岳→(50分)→中俣乗越→(1時間10分)→黒部五郎の肩→(10分)→黒部五郎岳→(5分)→
黒部五郎の肩→(15分)→五郎ノカール水場→(50分)→黒部五郎小舎→(55分)→三俣迂回路分岐→(50分)→三俣山荘
薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走翌朝も良い天気!
まずは昨日、散策した道を太郎平小屋から太郎山まで再度歩く。

太郎山からは、薬師岳と太郎平小屋を望みつつ、薬師岳からちょうど日が昇るところだった。
薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走太郎山から少し下り、そこから北ノ俣岳への登りとなる。
ここは木道の階段になっており、その後、ゴロゴロとした岩場の登りとなる。〔右画像〕
北ノ俣岳手前のピークまで上がると、その先は山頂までゆるい木道の登りが続く。このあたり、ハクサンイチゲ〔左下画像〕がキレイであった。
その後、山頂の手前で、右手から神岡新道(かみおかしんどう)〔右下画像〕と合流する。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走でもって北ノ俣岳〔右画像〕に到着。
黒部五郎岳〔左下画像〕がキレイである!!

さて、北ノ俣岳からは景色の良い稜線歩き。アップダウンも大きくなく、非常に歩きやすい。で、黒部五郎岳〔右下画像〕がどんどん近付いてくる。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走やがて、北ノ俣岳と黒部五郎岳の中間点となる中俣乗越(なかまたのっこし)〔右画像〕を過ぎる。
さらにピークを1つ越えた鞍部に道標〔左下画像〕があり、そこからは黒部五郎の少々キツイ登りが始まる。
登り詰めたところに道標があり、ここが黒部五郎の肩〔右下画像〕となる。ここにザックをデポし、山頂まで空身でピストンすることとした。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走肩からは岩場の道をひと登りすれば山頂〔右画像〕に!!
これで、今回の縦走では2つ目の百名山。とにかく天気が良く、景色が素晴らしかった!!
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走せっかくなので、黒部五郎岳の山頂からの景色を掲載。

〔上画像〕水晶岳から鷲羽岳の稜線
〔右画像〕鷲羽岳、三俣蓮華岳、槍ヶ岳
〔左下画像〕笠ヶ岳
〔右下画像〕薬師岳
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走山頂から肩まで戻ってザックを背負い、カール経由で黒部五郎小舎へ向かう。
しばらくはユルイ下りだが、道は右に折れ、カールへ向けての急斜の下りになる。
その急斜を下りきったカールの中央付近に水場〔右画像〕がある。
そこからは沢を何度か徒渉しながら、五郎ノカール歩きを楽しむ。
やがて、低木だが樹林帯〔左下画像〕に入ってゆき、そこを抜けると黒部五郎小舎〔右下画像〕に到着となる。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走小屋からは再度、三俣蓮華岳への樹林帯の登りとなる。ここが結構キツイ!
それを登り切り、振り返ると五郎ノカールを有する黒部五郎岳〔右画像〕の姿がキレイであった。
しばらくは比較的緩い登りが続き、その途中に道標〔左下画像〕がある。
道は三俣蓮華岳へ向けて、再度徐々にキツクなり、その途中で三俣山荘へトラバースする分岐〔右下画像〕に着く。
予定としては迂回するつもりはなく、三俣蓮華岳に登ろうと思っていたが、実はこの日、北ノ俣岳でデジカメの電池をスペアを含めて全て使い果たすという事態に陥っていた。これでは写真が撮れない!ここまでは使い果たした電池をポケットに入れて暖めつつ、騙し騙し写真を撮ってきたのだがそろそろ絞り出すのも限界になっていた。山頂で写真が撮れないと悲しいし、何気にガスも出てきたため、ここから三俣山荘へトラバースすることに。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走迂回路といえども、なかなか険しい岩場の道などがある。
途中、広くなっている平らな箇所〔左上画像〕があり、そこで水の補給もできる。
そこから少々急な登りを過ぎ、雪渓を横断〔右上画像〕する。
あとはそのまま下っていくと、三俣山荘の屋根が見えだし、やがて三俣蓮華岳から下ってくる道と合流〔右画像〕する。
ちょうどこの合流地点付近が三俣山荘のテン場になっており、近くの雪渓から流れ出す沢がテン場の真ん中を通っている。この沢沿いに少々下ると、黒部源流経由で雲ノ平へ抜ける道との分岐〔左下画像〕があり、その分岐からハイマツの中の道を進めばようやく三俣山荘〔右下画像〕に到着となる。
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薬師峠〜北ノ俣岳〜黒部五郎岳〜三俣小屋 | 北アルプス奥黒部縦走まずは小屋で幕営の手続きをする。1人500円。
なおかつ、デジカメ用の単3電池を確保!
これでようやく自由に写真を撮れる体勢になった。
その後、先ほど来た道をテン場〔右画像〕まで戻り、テントを設営。
なお、テン場の中に沢が流れているが、水はホースで引いている水場から取得する。
テントを張った後、濡れているものを乾かそうと荷物を広げていたところ、14時頃から雷が鳴り出して雨が降り出した。やっぱり今日もか。。。。。
この雨も1時間半程でやみ、その後ガスも晴れ、テン場からは目の前に雄大な鷲羽岳〔右下画像〕を眺めることができた。
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