2004年夏・北海道斜里岳登山1/2 ページ
清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳
清岳荘→(20分)→仙人洞→(5分)→下二股→(15分)→三重の滝→(5分)→羽衣の滝→(10分)→
見上石→(5分)→方丈の滝→(10分)→見晴の滝→(5分)→竜神の滝→(5分)→八合目→(20分)→
上二股→(5分)→九合目→(10分)→胸突八丁→(5分)→馬の背→(15分)→斜里岳山頂
清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山前日に羅臼岳から下山し、ウトロのキャンプ場で幕営。
でもってこの日の早朝、車で清岳荘(せいがくそう)まで送ってもらう。
バスで入山する場合、斜里岳登山口から長い長い林道歩きが待っているのだが、わざわざ車で送ってもらい、清岳荘からスタートできるのは非常にありがたい。
ちなみに清岳荘は数年前に火事で焼失したが、現在はご覧のような仮設小屋で営業している。
素泊まりのみで、大人700円、小学生以下350円という破格の値段にビックリ!!
清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山身支度整えた後、4:50頃出発する。昨日の羅臼では雨だったが、今日も雨は降ってないにしろ、上空は厚い雲で覆われている。
まずは小屋の前にある登山ノートへ記入。今日はボクが一番らしい。ちなみに羅臼ではボーイスカウトのサポート役だった訳だが、今日の斜里岳は単行である。

小屋からは一ノ沢の右岸に沿って登っていく。
しばらく歩くと左岸へ沢を渡る箇所に。この先、沢を右岸、左岸と何度も徒渉する。基本的に渡る箇所は赤ペンキで明確になっているし、ほとんど石を飛び飛びで渡れるようになっている。
しばらく進むと右岸沿いにある仙人洞(せんにんどう)に到着。
小さな洞窟になっているようだが、中は真っ暗でよくわからなかった。

仙人洞から再度左岸に渡ると下二股(しもふたまた)に着く。ここでは熊見峠(くまみとうげ)経由の新道コースを右に分ける。本日、下山路として新道コースを予定しているので、後ほどここから下りてくることとなる。
で、登りは旧道コースを行くため、このまま沢沿いの道を進むが、すぐ先に水場があった。
基本的にずっと沢沿いの道なのだが、羅臼の登山川同様、ここの沢も赤錆色をしているので、飲んだらヤバイなぁという感じ。ちゃんとした水場を利用したい。
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〔↓下二股〕〔仙人洞→〕
〔旧道コースの水場↓〕
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清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山下二股を過ぎると、ちょっとした沢登りのような道となり、いくつもの滝を越えることとなる。
まず現れたのが三重の滝(さんじゅうのたき)。
〔←三重の滝〕
すぐさま羽衣の滝(はごろものたき)も。
このあたり、ひとつひとつの滝を登ってクリアしていかないといけないが、道は明確だし、キツイ箇所にはロープやクサリなども付いているため、安心して登れる。
しかし、足下が濡れた岩場なので、スリップなどには充分注意したい。
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〔羽衣の滝→〕
清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山ここから先、左岸に岩場の急登が。
しかし、ロープが張られていて、滑りやすいが難なくクリア。
上がったところで再度左岸から右岸に。
ここに見上石(みあげいし)がある。
〔←岩場の急登〕〔見上石↓〕
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清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山再度左岸へ。
ここからツルツルの岩場の長い登りとなる。クサリにつかまって進む。
左側に見事が滝が流れているが、これが方丈の滝(ほうじょうのたき)となる。
丁度ここが七合目。
〔←方丈の滝の看板〕〔方丈の滝↓〕
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清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山さらに滝登りは続く。
しばらくすると見晴の滝(みはらしのたき)に到着。
登りはじめの時、あれだけあった厚い雲が、いつの間にか消えており、その名の通り、ここから眼下に斜里平野を見渡すことができた。
〔←見晴の滝〕
清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山もうこのあたりは滝の連続である。
まずは七重の滝(ななえのたき)【左下画像】。ここを右岸から捲いていく。
すると、左岸の奥まったところに竜神の滝(りゅうじんのたき)【右下画像】が見えてくる。
〔←↓七重の滝〕〔竜神の滝↓〕
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竜神の滝からは、右画像のような滝の直登となる。
基本的にはこの滝の端っこをそのまま登るという感じ。当然、岩場で滑りやすいが、ところどころクサリも付いている。
滝登りの途中に八合目【左下画像】の文字が。八合目を過ぎてもまだ滝沿いの道は続く、急斜を登ってどんどんと高度を稼ぐ。
しばらくすると沢沿いから枯沢の道となり、上二股(かみふたまた)【右下画像】に到着。下二股で分けた新道コースとはここで再度合流する。
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〔滝の直登→〕
〔上二股↓〕
〔↓八合目〕
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清岳荘〜下二股〜旧道コース〜上二股〜馬の背〜斜里岳 | 北海道斜里岳登山上二股からは一転、沢沿いではなく少々ガレた道となる。
やがて九合目を過ぎ、胸突八丁(むなつきはっちょう)のイベントに到達。その名の通り、ここらあたりからは結構な急登に。
そこから一気に登り詰め、ようやく尾根に上がったところが馬の背(うまのせ)である。
もう斜里岳の山頂はすぐそこだ!(写真右奥のピーク)
〔←九合目〕
〔↓胸突八丁〕
〔馬の背↓〕
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馬の背からピークを1つ登り切ると、そこに右画像のような白い祠があった。その真後ろが斜里岳山頂。
でもっていよいよ山頂に到着!!結局、清岳荘から約2時間ちょいであった。
また、ここに来て天候が大幅に回復し、360度のパノラマを楽しむことができた。
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〔↓斜里岳山頂〕
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