山羊の爪登山隊通信
2002年夏・越後三山縦走
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入道岳〜八ッ峰〜千本檜小屋〜女人堂〜ゴンドラ
入道岳→(30分)→迂回路分岐→(5分)→大日岳→(15分)→摩利支岳→(5分)→迂回路分岐→(5分)→
日の池/月の池→(20分)→千本檜小屋→(10分)→薬師岳→(25分)→祓川の水場→(5分)→女人堂→(10分)→
漕池→(5分)→五合目→(10分)→四合半→(10分)→四合目→(5分)→ゴンドラ山頂駅
いざ八ッ峰を目指し入道岳を下る。
で、八ッ峰の手前の分岐に到着。ここから八ッ峰を通らず、千本檜小屋(せんぼんひのきごや)へ抜ける迂回路がある。
本来のボクなら迷わず八ッ峰へ挑むのだが、この日は暑さでバテているのと、靴が合わずに悪戦苦闘しているなど、体調がすぐれないため迷っていた。
しかし、せっかく来たのだからだと大日岳を目指し、八ッ峰へ進む。
するといきなり垂直のクサリ場に出くわす。
岩場にはホールドもあまりなく、恐る恐る登りだした。
今日は下りが多かったせいか、ヒザも震えてしまう。
そのクサリ場を上がったところが大日岳。一応八ッ峰の最高峰であり、入道岳と合わせて、これで八海山登頂完了となる。
さて、大日岳を下るのだが、再度垂直のクサリ/ハシゴ場。
ホールドもほとんどないため、クサリに身を預けて慎重に下る。
これだけで一苦労。でもって再度いくつかのクサリ場を通過し、摩利支岳(まりしだけ)へと上がった。
もうこの時点でクタクタ。。。。。
その後、八ッ峰中間の分岐に立つ。ここからも迂回路へ抜けられる。
体調がよろしくないこともあり、また、八ッ峰はどうやら千本檜小屋→入道岳方向が順行らしく、クサリ場での行き違いのため待つ時間が多いこと、さらに本日、帰りの電車の時間に既に間に合いそうにないことなどから、仕方なく迂回路へ進む。
八ッ峰完全制覇は次回のお楽しみということで。。。。。
分岐から迂回路へ下る途中、日の池(ひのいけ)〔右画像〕を過ぎる。その名の通り丸い池。
で、迂回路に出たところに月の池(つきのいけ)〔下画像〕があった。こちらは三日月形の池。
よくできたものだと感心し、迂回路へと進む。
迂回路といえども、クサリ場がいくつかある。これも結構難儀。
今日の調子は、迂回路でいっぱいいっぱいなのだから、八ッ峰半分回避は正解か?
でもって千本檜小屋に到着。ハイキング客で賑わっていた。
ちなみに小屋から薬師岳(やくしだけ)方向に2〜3分ほど下ったところに水場の表示がある。
ここから登山道をはずれて1分程下った場所に水場はあった。
ちょろちょろと出ているだけだが、桶に溜まった水を汲みだして使う。
今日は暑いため、ここまでに持っていた水3リットルを全て消費してしまい、これにはありがたかった!
水場でしばし休憩後、いよいよ下山開始とする。
水場分岐からほとんど登りもなく、まずは薬師岳に到着。
鳥居があったりして賑やかな山頂。
薬師岳から一気に下る。ここの道はハイキング客も多く、しっかりとしている。
で、下りきったところで祓川の水場に出くわす〔右画像〕。
ここは沢が流れており、今日はなんとなく水に飢えているので、沢の水を再度ガブ飲み。結局この日、1日で約6リットルもの水を飲んでしまうことになる。良くない傾向だが。。。。。
で、祓川を出るとすぐ女人堂(にょにんどう)に到着〔下画像〕。
ここからは緩い下り。樹林帯の中の広い道である。
しばらくすると漕池(こぎいけ)の看板が目に入る。
カエルの絵に導かれていくと、結構大きな池があった。
モリアオガエルとサンショウウオの生息地らしい。
池の中はオタマジャクシで溢れかえっていた。
漕池から五合目のイベントを通過し、四合半に到着。
ここで大倉方面への道を分ける。
で、四合半を過ぎて間もなく四合目へ。
ここはちょっとした見晴台になっており、下界を見下ろすことができる。
四合目からほんの少しでゴンドラ山頂駅に到着。
本当は、ここからさらに進んで大崎へ下山する予定だったが、予定時間が大幅に遅れてしまい、このままだと東京に帰る電車に間に合わないため、ゴンドラで下山することにした。片道1,000円也。
ゴンドラ山頂駅は観光客で賑わっており、避難小屋などもあるが、基本的には普通の観光地だ。
八ッ峰の途中回避と、ゴンドラでの下山。
ちょっと半分敗退気味だが、一応登山完了ということと喉がメチャメチャ渇いていたため、いつものように下山記念のコーラで潤す。
その後、ゴンドラで下界におりると、登山フェアということでスイカや焼き肉の振る舞いをやっていた。
素晴らしい!でもホントにタダでいいの?と疑問に思いつつもスイカを頬張る。
で、そこからタクシーの相乗りで六日町駅へ行き、普通列車でトコトコと帰京。
いずれスイカの恩返しをしに、八ッ峰完全制覇を目指して再訪を誓うのであった。。。。。
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