山羊の爪登山隊通信
2003年秋・シンガポール最高峰トレッキング
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ブキバトク〜ブキティマ自然保護区ビジターセンター〜ブキティマサミット
ブキティマ自然保護区入口のバス停→(10分)→ブキティマ自然保護区ビジターセンター→(10分)→
Kruing Hut→(5分)→Simpang Hut→(5分)→Summit Hut(山頂)
2003年5月にシンガポールへ競馬を見に行こうと計画を立てていた。
しかし、SARSの猛威により競馬の中止が決定。予定は白紙に。。。
ただ、航空券は既に確保しており、格安航空券なのでキャンセルができない。まさか、捨てるなんてもったいない!
ってことで、SARSが落ち着くであろう秋までギリギリに延期とした。
本来、格安航空券は変更とか受け付けてくれないのだが、SARS特例でこのときは日程の変更も応じてくれたのだった。
ようやく秋になり、シンガポールへ旅立つ。
しかし、5月に行けば世界中の強豪が集まる国際レースだったが、この時期は地元馬のレースしかやっていない。それでも初めてのシンガポール競馬を満喫!
翌日、せっかくシンガポールまで来たのだからと、国の最高峰に登ってみよう!と思い立ち、ブキティマ自然保護区へ向かった。
まず、中心街からMRTでの移動。
MRT東西線(EW)に乗り、Jurong East駅(EW24)へ。ここでMRT南北線(NS)に乗り換えて1駅、Bukit Batok駅(NS2)で降りる。
駅に併設されているバスターミナルから852番のバスに乗る。あとはガイドブックとにらめっこ。
どこで降りればいいのかわからないので、ガイドブックの地図を見ながら、バスが今どこを走っているか確認し、目的地に近付いたと思ったら、すかさず降車ボタンを押す。
で、無事にバスを降車。ここがブキティマ自然保護区に一番近いバス停である。
ちなみにブキティマ自然保護区まで直接行くバスはない。
従って、近場の大通りにバス停があるので、そこで降車し、そこからは歩いていく。
バス停からは進行方向に少し歩く。
ちなみにシンガポールは日本と同じく車は左側通行。
少し歩くと「Bt Timah Nature Reserve」の看板〔右画像茶色の看板〕が見えるので、これに従って左折する。
左に曲がるとY字路になっている。が、ここを右へ。
右の画像で言うと、青い看板が架かっている道となる。
ここにはマレー鉄道の橋があるので、これもくぐる。
橋をくぐった先一帯が、ブキティマ自然保護区である。
まずはビジターセンターへ向かう。
マレー鉄道の橋をくぐり、そのまま真っ直ぐ進めば、左手にビジターセンター〔下画像〕が見えてくる。
ここからいよいよトレッキングコースの開始!
まずは地図でコースを確認。右画像をクリックすれば、拡大画面が開きます。
目指すは最高峰のSummit Hutである。
レッドコースを登り、グリーンコースで下る予定とした。
いよいよ登山開始!!
ちなみに道はこんな感じ。
コンクリートで舗装されている。
トレッキングコースとはいえ、やっぱこんなものかぁ。
それにしても北緯1度の熱帯地方だけ、とにかく暑い!!
すぐさま汗だくとなった。
しばらく登ると、Kruing Hutに到着。
Hutとは休憩舎、日本でいう東屋みたいなものか?
こういった感じで、Hutはいたるところにあった。
さらに登ると、Simpang Hutに着く。
しかし、シンガポールは東京23区程度の広さしかない小さな国で、そこに所狭しとビルが建っている。そんななか、このような自然があるとは少々驚いた。小鳥のさえずりなんかも聞こえ、まさしく都会のオアシスである!
レッドコースはここから山頂を左に捲いていくのだが、山頂へ直登する SUMMIT PATH があるので、その道を進むことに。
今までの舗装路から比べると、急な階段となり、ちょっとはトレッキングらしくなった気がした。
でもって、ビジターセンターから歩くこと30分弱、あっという間に山頂に登頂!!
ここがシンガポールの最高峰となる。
国の最高峰に立つのは、日本の富士山に次いで2ヶ国目。
まあレベルは全然違うのだが。。。。。
標高は
163.63m
座標は
北緯1度21分16秒85
、
東経103度46分34秒95
と書かれてあった〔右画像〕。
また、山頂にはSummit Hut〔左下画像〕がある。
多くの人で賑わっていたが、ゴミが多かったのが気になる。
あとは鉄塔らしきもの〔右下画像〕も建っている。
この鉄塔、後々山頂を確認するのに多いに役立った。
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