1999年夏・南アルプス単独縦走10/13 ページ
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋
高山裏小屋→(50分)→板屋岳→(2時間15分)→小河内岳→(35分)→
前小河内岳→(45分)→烏帽子岳→(40分)→三伏峠→(20分)→三伏小屋
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走翌日、朝は少しガスが出ていたが、まずまずの天候。はじめに板屋岳を目指す。
ここからの登山道は明瞭だが、左右から丈の長い草が道に覆い被さっており、朝方なんかは夜露で服がビショビショになってしまう。なので、少なくとも雨具のズボンだけは、晴れていても着用しておかないと大変なことになる。
そんな道を歩いて、板屋岳山頂に到着。写真のように何もない樹林帯の中であった。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走このあたりはイベントがなく、しかも樹林帯の中なので展望もなく、黙々と歩くだけであった。
そんななか、ハイマツ帯になり、そこを上がると小河内岳(こごうちだけ)である。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走小河内岳から見た荒川三山。
左から悪沢岳、荒川中岳、荒川前岳の順。中岳と前岳は、ほぼ1つの山であり、その中にピークが2つある感じなのでちょっとわかりづらいかも。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走小河内岳ではガスもなく、天気もメチャメチャ良かった。
写真の左が仙丈岳、右が甲斐駒ヶ岳である。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走塩見岳も目前に見える。手前のピークは、これから向かう前小河内岳(まえこごうちだけ)。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走小河内岳の山頂にある小河内避難小屋(こごうちひなんごや)。
今年から新しくできた小屋らしく、あまり登山者に知られてないためか、宿泊者が少なくて淋しいと小屋の人が嘆いていた。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走小河内岳を下り、前小河内岳を過ぎ、烏帽子岳に到着。
残念ながらここで一気にガスが出てきてしまった。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走本日の幕営予定地は三伏小屋(さんぷくごや)。烏帽子岳から三伏小屋まで、直接行ける道はあるのだが、時間に余裕があるため、ちょっと遠回りして三伏峠(さんぷくとうげ)にやってきた。ここは日本一標高が高い峠らしい。
せっかく来たので、ここでゆっくりと昼食をとる。
ちなみにここから烏帽子岳方面へ行く場合、この看板のちょうど裏手が登山道になるので、間違えないようにすること。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走ここは三伏峠小屋(さんぷくとうげこや)。見ての通り、メチャメチャきれいである。
聞いた話だが、最近になって、静岡県が南アルプス南部の整備のために、多額の予算を投入し、山小屋なんかを次々と建て替えているらしい。なので、どの小屋もキレイであり、山頂の表示板なんかも新しくなっているのであった。
ちなみにここは水場が遠い。往復20〜30分は要してしまう。幕営者なら三伏小屋にテントを張った方が水場が近くて便利である。なんせ、三伏峠から水を汲みに往復する時間で、三伏小屋に着いてしまうのだから。
高山裏小屋〜板屋岳〜小河内岳〜烏帽子岳〜三伏峠〜三伏小屋 | 南アルプス単独縦走三伏峠から少々下り、三伏小屋に到着。見ての通り、三伏峠小屋とはえらい違いである。
テン場は小屋のまわりにたくさん張る場所がある。水は小屋のすぐ近くの沢から汲む。
ちなみにこの小屋は無人の素泊まり専用であるが、宿泊費を回収するために、夕方になると三伏峠小屋の人がここまでやってくる。その時、幕営者も幕営料を支払うことになる。また、一緒にビールなんかの販売もしていた。うーむ、商売上手だ。

本日も早くに着いたので、テント類を乾かしていた。しかし、やっぱり夕方から雨が降る。
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