1999年夏・南アルプス単独縦走11/13 ページ
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平
三伏小屋→(30分)→三伏分岐→(20分)→本谷山→(1時間30分)→塩見小屋→(1時間)→塩見岳西峰→(5分)→
塩見岳東峰→(30分)→北俣岳分岐→(1時間10分)→北荒川管理小屋→(1時間30分)→竜尾見晴→(1時間20分)→熊の平小屋
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走朝起きると、雨が強く降り、風の吹き荒れる音が聞こえていた。最悪の天候。どうやら台風が日本列島に近づいているらしい。
ここまでくると荷物の量も減り、さらに3日程楽をしたので足の具合も良くなり、雨の中だがペースを上げて歩いて行けた。

しばらく行くと、三伏峠からの道と合流し、本谷山(ほんたにやま)に到着。晴れていればここから塩見岳が素晴らしいらしい。
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走このあたりはずっと樹林帯の中を行く。そびえ立つ木の先端の方で、強風の吹き荒れる音が響いてくる。
そして塩見小屋に到着。この小屋は今年から予約制になり、あたりは幕営禁止になっているので注意されたし。
予約制とは言っても、それを知らずに予約なしで小屋まで来て、まさか追い返す訳でもなく泊まることは可能なのだが、宿泊予定があるならば予約をしておくべきである。幕営は完全に禁止なので、ここで泊まる予定は立てないようにすること。
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走塩見小屋を出ると、このあたりは稜線のため、もの凄く風が強い。その風がいっそう強まったと思ったら、そこが塩見岳西峰(しおみだけせいほう)であった。
塩見岳は、西峰(せいほう)と東峰(とうほう)に分かれていて、西峰に三角点があり、東峰が最高ピークとなっている。
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走西峰を後にし、ほんの5分程で塩見岳東峰(しおみだけとうほう)に到着。西峰にも増して風が強く、岩につかまっていないと立ってられなかった。
何はともあれ塩見岳を制し、ボク的には南アルプスの百名山全踏破となった!
しかし喜ぶ間もなく、山頂にいると雨、風、寒さが辛いため、写真を撮ったらすぐさま下山、下山......
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走塩見岳から下ってきても、しばらくは稜線のため、風はいっこうに強く吹き付けていた。
しばらく行くと、尾根の東側を歩く道となり、風も幾分やわらいできた。
途中、雪投沢(ゆきなでさわ)と北荒川の両テン場を過ぎ、竜尾見晴に到着。(地図では「小岩峰」となっているが、写真にあるように、看板では「竜尾見晴」となっていた)
ここで、ほんの少しだけガスが晴れ、熊の平小屋が見える。晴れていれば、塩見のバットレスがキレイに見えるらしいが。
三伏小屋〜本谷山〜塩見小屋〜塩見岳〜熊の平 | 南アルプス単独縦走昼頃、熊の平小屋に到着。ここで昼食をとり、農鳥小屋までいくつもりであったが、この風の強い中、農鳥の稜線上にテントを張るより、熊の平でテントを張る方がマシだろうと考え、本日はここで宿泊。
ここは水場も近いし、風もさほど強くは吹いてないので少し安心。
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